第13回関東地区同期会が2月16日(土)12時から、新橋駅近くの「正味亭・尾和」で行われ、上田市からの参加もあり、23人が集まった。天気も良く穏やかな日だった。25人の予定がインフル、体調不良で前日までに欠席した。 代表幹事の村居次雄さんの司会で始まり、冒頭に佐世保重工業に勤めていた矢ケ崎智さん(4組)から 「橋梁における振動・共振について」 講演があった。 飛行機の両翼の端は下から上に向かう渦(翼端渦)が発生し、燃料消費が増えるので折れ曲がったウイングレットを付けている。流体の中で物体を動かすと後方に渦が生じる(カルマン渦)。一般的には問題ないが周期が物体の固有周期に近い場合、振幅が大きくなり(共振)破壊される場合がある。 米国ワシントン州のタコマナローズ橋は1940年7月に開通したが11月に落橋した。風による振動で、風速が19mに達した時、ねじれ振動を起こして破壊された。それ以降、大橋梁の建設に先立って風洞実験がされるようになった。 長崎の頭ケ島大橋は81年に完成したが翌年橋の縦材に無数の割れが発見された。冬の季節風に因る捩じれ振動が原因で、事前に学習済みなるも、亀裂に発展したことに驚き。対策として縦材の中間をワイヤーで連結し、振動の固有周期を短くした。そのほか低周波振動、低周波騒音についての話があった。 参加者の近況報告で清水計枝さんから「江戸城36見附廻り」のお誘いがあり何人かが参加したいと表明した。4月、6月、7月、10月、11月の第1土曜日に行う。 2次会は昨年同様、ビル1階の「三文の徳」で行い4時間も瞬く間に過ぎた。そこで働いている女性は1年前のことを覚えており「今年は東一(日本酒)ありますよ」と声をかけてくれた。(I) |
参加者名簿 (敬称略) 23人 | |
1組 | 清水計枝 |
2組 | 窪田 実、小山信彌 |
3組 | 磯村雄二、柳澤信義 |
4組 | 石井則男、矢ケ崎智 |
5組 | 荒井昇三、野村 一、宮澤康元、山崎一郎、柳沢篤俊 |
6組 | 小松正佳、佐藤弘徳 |
7組 | 吉田公生 |
8組 | 塩川伸明、中西載慶、村居次雄、山本淳一、吉村和夫 |
9組 | 清水淳郎、塚田高明、藤巻禮子 |